RP模型を用いたロストワックス鋳造



 従来、鋳造品を製造する際には必ず初回に金型を作成し、それを用いてワックス模型を製造しております。このやり方では、金型を使用するために、ある程度の数量でないと金型製造コストを回収することができないとか、金型の製造期間よりも早く納入してほしいというお客さんに対応がとれないという問題がございました。これが試作品および小ロット量産品にロストワックス精密鋳造品が使用されてこなかった原因です。

 そこで、モデル製造会社と協力することによって3次元CADデータから迅速造形法(RP法)にてワックス模型に相当する模型を製造し、弊社にてそれをワックス模型に用いて精密鋳造品を製造する技術を確立いたしました。さらに、弊社の既存の技術と融合させることによって、アルミニウム、銅合金や鋳鋼だけではなく、ニッケル、コバルト、チタン、マグネシウムおよびクロム合金と幅広い合金種に対応できるまでになりました。

 また、この方法は金型を使用しないので、鋳造の利点である形状の自由度をさらに広げるものでもあります。

技術背景および製造フロー

従来法と本法との工程比較


RP(迅速造形法)とは?

 3次元CADデータを元に、紫外線やレーザ光を硬化媒体に当てながら積層し造形する方法です。RP法には下記に示す種々の方法があります。  中でも粉末固着法(SLS法)は模型材質を自由に選べるという利点があり,ロストワックス用の消失模型も造形することができます

表 各種RP法の概要一覧


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